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99日目:ライブ前に突然メンバーがバンドを脱退したいと言ってきたら?
バンド活動を続けていると、バンドメンバーの脱退は非常に多くの人が経験することだと思う。
充実したバンド活動を行えていた場合には、それはとても切ないし、辛いものでもあるけれど、メンバーそれぞれに意思や生活がある以上、様々な事情でバンドから脱退することは仕方のないことだ。
そうですね。
悲しいけど、前向きに頑張っていきたいものですね。
しかし、脱退のタイミングによってはバンドにより大きな影響を与えることがある。
それが例えば、ライブ前であったり、レコーディング周辺時期であったり、実際にプロデビューする時など。
今回はその中で、アマチュアバンドが経験しやすい、ライブ直前でのバンドメンバー脱退の対処法について触れていこう。
突然の脱退の連絡。一体なぜ・・・
バンドメンバーから「バンド抜けます」という連絡が来る時は大抵が突然だ。
そういった予兆があったとしても、それが決定となった時の衝撃は大きい。
ましてやライブが迫っているならね。
ライブに出演できなくなることで、バンドに迷惑がかかるのは明白なのに一体なぜ・・・って思ってしまいます。
脱退の連絡をしてくれた時に理由を伝えてくれる時もあるけど、実際問題、それが本音かどうかは本人にしか分からない。
バンドメンバーを気遣ったり、ゴタゴタになるのを避けるためにそれっぽい理由を書いているケースだって多いはずだ。
とはいえ、出来ればライブが決まる前か決まった後に言ってくれたらいろいろと助かるのにとは思ってしまうね。
自分達はどうしたいのかを考えよう
ライブ直前にバンドを抜け出したいと言われた場合には、もうその事実は覆すことは出来ない。
とはいえ、すでにライブの予定を入れているので何も無かったことにも出来ない。
まずは自分達がどうするのか、どうしたいのかは考えてみよう。
大体、考えられるパターンは下記のいずれかに落ち着くとは思う。
ライブには出演したい
ライブを直前でキャンセルすることは、金銭的にも痛いことは間違いないが、周りからの信頼・・・とまでは行かないまでも、評価に影響する可能性はある。
主催ライブを開催していると分かるかもしれないけど、どんな理由にせよ直前でドタキャンされたバンドっていうのは次から声をかけづらくなるというのは事実なんだ。
うーん、、、まぁそれも仕方のないことですね。
だからこそ、脱退するメンバーに「最後のライブだから出てくれ!」とお願いするのも方法の一つ。
とはいえ、敢えてライブの直前に脱退したいと言ってきたのだから、そもそもライブに出る意思はない、または出ることが出来ない状態であるため、正直望みは薄い。
そうなれば、急遽サポートを探すか、パート編成を見直して、残ったメンバーで頑張って出演するかだね。
ライブ自体をキャンセルする
抜けたメンバーの存在感が大きかったり、そもそも今回のライブに出演することにこだわりがない場合は、キャンセルするのも良い選択肢とも言える。
先を目指しているバンドであれば、メンバーの欠けた万全でない状態でライブをしても、特に効果がないと判断したなら無理に出演する必要はない。
そうですね。 中途半端な状態なら、お客さん呼ぶのも何か悪いですし、お客さんをそもそも呼ばないのであれば、ライブする意味も減ってしまいますね。
脱退するメンバーを叱責しても意味はない
ライブ直前に脱退されることは正直、困る。
どうしてもっと早く言ってくれなかったのかと憤りを覚えることもあるだろうね。
だけど、脱退するメンバーに感情的に責め立てても、何も意味はないということは心に留めておくべきだ。
実は脱退するメンバーが、バンドに何かしらの不満があって、それが頂点に達した故での脱退であるのなら、そもそも関係の修復は難しい。
とはいえ、当り散らすことで何か得られるものがあるかというと、正直全くない。
それどころか共通の知り合いがいる場合には、そのことが知れ渡り、自分達やバンドの評判を下げてしまう恐れもある。
また、本当はバンドを続けたかったけど、家庭や仕事の事情により、やむを得ない事情でバンドを泣く泣く抜けなければいけない場合もあるだろう。
そんなメンバーを責めてしまったら、そんなバンドへの想いを踏みにじることになる。
バンドというのはなるべく「去るものは追わず」が良いということですね。
多少は引き止めても良いけど、感情的になるのはオススメ出来ないね。
バンド活動を続けていたら、またどこかで偶然会うこともあるし、その時のためにもしこりを残すのもよくないね。
なんだかんだバンドの世界というのは狭いからね。
脱退する側も、バンドへの配慮を忘れずに
ぶっちゃけて言ってしまえば、脱退すると決めて行動されたら、残ったバンドメンバーは最終的にはその決定に従わざるを得ない。
無理やりライブハウスに連れていくことは出来ないし、音信不通になられたらそれこそどうしようもない。
でもそれはバンドに対して迷惑がかかってしまいますよね。
そうなんだ。
自分が決めた道がライブ直前で脱退するということであったとしても、所属しているバンドメンバーへの配慮を忘れてはならない。
ライブが決まる前に伝えることは出来なかったのか、またライブが決まってからの脱退ならば、キャンセル時にその分のお金を払うというのは、バンドマンである前に人として当たり前のことだ。
相手側の立場になって考えるように心がけてほしい。
◆まとめ
今回の講座『ライブ前に突然メンバーがバンドを脱退したいと言ってきたら?』
- ライブ直前にバンドを抜け出したいと言われた場合には、大きく分けて「ライブに出演する」「キャンセルする」の二通りがある。
- ライブに出演したい場合、脱退するメンバーを説得するという選択肢もあるが、望みは薄い。新しいメンバーやサポートを探そう。
- 中途半端な状態でライブに出たくないのであれば、キャンセルするのもあり。
- ライブ直前に脱退されることはものすごく困るのは事実だけど、それでそのメンバーを叱責しても得るものは全くない。むしろ、信頼や評判、今後のつながりを失う。