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97日目:バンドメンバーをやめさせる・クビにしたい時の対処法
そういえばバンドをクビになったって人が知り合いにいましたけど、仕事でもないのにバンドをクビになる、辞めさせられる時はあるんですか?
バンド活動においては、厳しい話だけどメンバーをクビにする、つまりは辞めてもらうということはあり得る。
逆に言えば、クビになったり、辞めさせられるということもあるということだね。
今回は非常にデリケートなテーマではあるけど、バンドメンバーを辞めさせたい時のことについて触れてみようか。
バンドメンバーをやめさせたい時はある
そもそもバンドメンバーに辞めてもらいたい時なんてあるんですか?
せっかく楽しくバンドやっているのに。。
それは理結ちゃんが充実して楽しいバンド活動しか経験したことがないからだよ。
実際は、そんなにいつもうまくいくとは限らないのがバンド活動。
例えば、前回の「バンドメンバーにやる気がない場合の対処法」で触れたように、メンバーがやる気がなかったり、他にもいろいろと問題があると感じたら、やっぱりバンドの楽しさにも陰りが出てくる。
そういう時に、いわゆる問題児という状況に陥っているメンバーに対して、バンドを辞めて欲しいと思うことがあるのは、自然なことだと思う。
バンドというのは結局、人間同士がコミュニケーションをとって行うものだから、きれいごとばかりではいられない時もあるんだ。
なるほど。。
やめてもらうにはどのような方法があるんでしょうか?
「やめてほしい」に至る前が大事
先にこれは言っておきたいんだけど、バンドをやめさせるというのは、いうなれば極論であることを認識しておいてほしい。
やめてほしいメンバーとの間に問題があったにせよ、それで不満が溜まって「やめてほしい」という流れは、正直短絡的であるという点は否めない。
まずは自分が思っていることを相手に伝えて、話し合うというワンクッションが必要だと思うんだ。
それでもお互いが歩み寄れない、または自分の中で処理しきれない時に初めて「やめてもらう」という選択肢が生まれるべきなんじゃないかな。
明確にやめてほしい意向を伝える
話を戻るけど、バンドメンバーにやめてもらう分かりやすい方法として、相手に面と向かい、バンドを抜けてほしいという意向を伝えることだね。
これは一番分かりやすく明確な意思表示だから、相手にはとても伝わりやすい。
一方で、言われた方がストレートに伝えられるから、精神的な衝撃が非常に大きく、深く傷ついてしまうことも多い。
確かに、そのバンドのことが好きだったら、辞めろって言われても到底納得できないですよね。
それは確かにメンタルにきます。。
そうだね。
これは伝える側にもすごく覚悟がいるのは間違いない。
ただし、これが一番明確に伝わるということは確かだね。
一度解散して別のバンドとして組みなおす
もう一つ、ある程度ソフトというか、傷付けづらい方法として、「一度バンドを解散して、組み直す」という方法もある。
直接的に「辞めてくれ」と伝える訳ではない分、やりやすいのだけれど、懸念点もある。
同じバンドとして活動を継続できない
1つめの懸念点は、解散する前と同じバンド名での活動は出来ないということ。
一度解散して、あるメンバーを抜かしたのに、同じバンド名で組みなおしましたというのは、ちょっと都合が良すぎるね。
確かにそうですね。
せめてバンド名くらいは変えることがマナーな感じがします。
プロを目指していて、ある程度お客さんが付いているバンドの場合は、バンド名を変えて出直すという回り道はかなりの痛手であることは間違いない。
それにバンド名を変えて出直した時点で、バンドがごたごたしたことが暗に伝わってしまうこともある。
辞めさせたいメンバーに知られたら問題
2つめの懸念点として。解散した後で組み直すというのは、ある意味でこそこそした印象もあることだ。
だから、それを辞めさせられたメンバーが知った場合に、「裏切られた」というショックを受けることもあり得る。
人によっては、ケンカ別れや、直接言われるよりも水面下での行動の方が辛いという人も多いだろう。
解散してから、たまたま他のメンバーとまたバンドを組むとかであるなら仕方ないとは思う。
だけど、あらかじめ再結成を予定しているのではあれば、人情的はあまり良いとは言えないね。
どちらが良いかに正解は無いが・・・
どちらの方法を取るにせよ、大変な道であることには変わりないですね。
正解はあるんでしょうか。。
バンドメンバー同士の状況や、性格などによって変わってくるから、正解というのは難しいね。
また、仕事とかでもそうだけど、一緒に行動している人を切るという行動が大変なのは当たり前。
でもその人がバンドを続けたがっていたら、その人が一番大変で辛い思いをするわけだからね。
ですね。。。。
ここで個人的に大切だと思うことは、どのような方法にするにせよ、一度は一緒にバンドを組んだ仲なんだから、誠意を示すべきだと思う。
別に思いっきり揉めてもよいし、ケンカしてもよいけど、相手を貶めるようなことは、バンドマンとして、また人としてやって欲しくないと思うよ。
問題は他のバンドメンバーの意向
でも自分があるメンバーを辞めさせたいと思っても、他の人もそう考えているとは限らないですよね。
相手がよっぽど言動に問題がある人でもない限りは。
その通り。
自分以外が辞めて欲しいと思っていなかったとしたら、逆に自分が辞めさせられる・・・っていう展開に発展することもあり得る。
例えば、辞めて欲しいと思っていたメンバーとスタジオの練習中にケンカして、その勢いで「辞めてくれ」って言ったら、逆に自分の方が辞めるように伝えられ、他のメンバーも呼応した・・・なんていう状況もあり得る。
他のメンバーを辞めさせるというのは骨も折れるし、それだけリスクも高いことだということを理解しよう。
そうですね。
ということは、他のメンバーと個別にそういう相談をしていくことになる訳ですね。
それはそれで水面下での行動になるのでなんだか複雑です。
そうだね。
それを良しとしないのであれば、自分がバンドを抜けるしかないよね。
正直、それが一番平和かもしれない。
もし、他のメンバーも同じ気持ちでいたら、自然とまた同じメンバーでバンドを組むことにもなるだろうし。
あくまでも最終手段
今回、バンドメンバーをやめさせたい・クビにしたい時の対処法という非常にシビアでデリケートなテーマについて話をしたけど、せっかくのバンド活動だからそうならないことに越したことはないんだ。
そうなる前に、バンド内の問題を解決するように努力するべきだし、時には本音をぶつけ合うこともするべきだ。
それでどうしようもなくなってしまった場合の最終手段として、初めて考えるべきことだと心に留めておこう。
◆まとめ
今回の講座『バンドメンバーをやめさせる・クビにしたい時の対処法』
- 分かりやすい方法として、相手に面と向かい、バンドを抜けてほしいという意向を伝えること。
- ある程度ソフトで「一度バンドを解散して、組み直す」という方法もある。しかし、懸念点があるのも事実。
- 自分があるメンバーを辞めさせたいと思っても、他のメンバーもそう思っているとは限らない。それどころか、自分にやめてほしいという展開に発展することだってあり得る。
- バンドメンバーに辞めてもらうというのはあくまでも最終手段。意見をぶつけ合っても解決が見込めなさそうな時に初めて考えるようにするべき。