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104日目:ライブ本番で緊張してしまう理由とは?
ハルさん!
ライブお疲れ様でした!
お疲れ様!
手ごたえとしてはどうだった?
うーん。。。
ライブ本番はものすごく緊張してしまいます。。
ガチガチになってしまって、声が震えていたり声量が出なかったり、歌詞を間違えたりしてしまいました。
アガリ症の私にはライブというのはまだまだ大きな試練なのかもしれません。
なるほどね。
今回はライブでどうして緊張してしまうのかの理由について、また緊張すること自体は良いことなのか悪いことなのかについて紹介するね。
ライブ本番で緊張する理由は?
まずは自分がどうしてライブ本番になると緊張してしまうのかを分析してみよう。
ライブ本番で緊張してしまう理由は何だろうか。
スタジオでの練習から緊張してガチガチになっている人はいないよね。
そうですね。。。
やっぱりお客さんとかライブハウスのスタッフさん、共演者の人達が自分たちの演奏を見ているからではないでしょうか。
つまり「他人に見られる」からですね。
大きな違いはそこだよね。
では何故、「多くの人が自分を見ているから」緊張してしまうのだろうか。
えーと。。。
やっぱり失敗すると目立つし、、、自分達のバンドを良く見せたいですから。
そのためには練習でやってきたこと、またはそれ以上のものを出し切りたいじゃないですか。
プレッシャーをかけているのは誰?
まさしく緊張してしまう理由はそこにあるんだ。
自分達を良く見せたい、完璧な演奏がしたい、そのためには失敗は許されないというプレッシャーがあるからなんだ。
実はプレッシャーをかけているのは他でもない自分自身なんだ。
そう言われてみると、確かに自分で勝手にハードルを上げてしまっていますね。
しかも、練習では誰かの目線を気にすることはまずないが、大勢の人が見ているというライブのステージの上というのは自分にとって慣れない空間だ。
(そういう仕事をしていたり、慣れている人は別)
多くの目があるという空間に慣れていないと、一挙手一投足を凝視されているような気持ちになってしまい、それが自分にかけるプレッシャーをより強いものにしてしまうという点もある。
緊張すること自体は悪いこと?
とはいえ、緊張してしまうこと自体は決して悪いことではない。
「緊張している」ということは、それだけそのステージに懸けているということでもある。
適度な緊張感というのは集中力を研ぎ澄ますし、メンバー内の心を引き締めて良いパフォーマンスが期待できる。
緊張を克服することだけを考えるのではなく、緊張することとうまく付き合っていくことが大切だと思う。
確かに全く緊張していないというのも、リラックスしすぎて何だか締まらない気がしますね。
良い緊張と悪い緊張
とはいえ、緊張の仕方について「良い緊張」と「悪い緊張」があると個人的には思っている。
最後にその違いについて考えを伝えたいと思う。
緊張にも良い・悪いがあるんですか?
良い緊張とは「モチベーション」
良い緊張とは、そのイベント・ステージに真剣に向き合うことにより、より良いステージ・結果を残したいという前向きな緊張だ。
例えば、プロを目指しているバンドマンなら、ライブ本番というのはまさしく仕事。
その仕事をより良いものにしたいというモチベーションから来る緊張はとても有意義なものだし、コンクールやオーディションなどで次のステージに進みたいという想いは、適度な緊張感につながると思う。
悪い緊張とは「不安」
一方で悪い緊張というのは、ネガティブ思考による「不安」から来る緊張だ。
「失敗したらどうしよう」「上手く演奏できなかったらどうしよう」「お客さんの反応が悪かったらどうしよう」・・・そんなマイナス思考な考えから来る緊張は、自分の足を引っ張るだけだ。
そうなんですか。
でも、やっぱり失敗への不安はついつい考えてしまうのですが。。。
そうならないために事前にしっかりと練習・プランニングをして自信を持って、ライブ本番を迎えることを第一に考えよう。
しっかりと曲を覚えてリハーサルでもしっかりと弾けているのであれば、失敗の可能性を考えることはないはずだよね。
そこに不安を感じるということはまだまだ練習が足りない証拠でもあり、当日までに少しでも不安を取り除けるように練習を重ねよう。
加えていうなら、たとえ失敗しようがうまく演奏できなかろうが、そんなのはお客さんはいちいち覚えていないし、頭にも残らない。
間違いなく次の日には忘れているし、もしも覚えていたとしても思い出すことはない。
自分の中で失敗したと思っているのなら、次はそれを繰り返さないように日頃の練習から意識していけば良いだけの話なんだ。
なるほど。
大切なことは緊張をする/しないではなく、緊張を自分にとってプラスとなるように変えていくことなんですね!
そういうことだね。
◆まとめ
今回の講座『ライブ本番で緊張してしまう理由とは?』
- 練習では緊張しないのに、ライブ本番で緊張してしまう理由は「他人が見ている」から
- 自分達を良く見せたいがゆえに失敗は許されないとプレッシャーをかけているのは他でもない自分自身
- 緊張自体は決して悪いことではない。適度な緊張感は場の空気を引き締めるし、集中力を研ぎ澄ますことが期待できる
- 失敗することへの不安から来る緊張は悪い緊張。失敗してもお客さんは気にしないし、覚えてもいない。