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84日目:2ピースバンド・ユニットの演奏のポイント
前回にソロ・弾き語りでの演奏のポイントを紹介したから、今度は2ピースバンド・ユニットについて考えていこうか。
よろしくお願いします! メンバーが二人になることでバンド構成にぐっと幅が出ますよね。
豊富なメンバーバリエーション
2ピースのバンド・ユニットというのは、ソロの弾き語りよりバリエーションが多いのは当然として、実は3ピースバンドよりもメンバーのバリエーションが豊富だったりする。 もちろん、総当たりの組み合わせで言えば3ピースバンドの方が種類は多いのだが、形となりやすい構成は2ピースの方だと思う。
でもどうして2ピースの方が人数が少ないのに、メンバーバリエーションが豊富になるのでしょうか?
「二人のバランス」がバンドの個性を表現しやすい
それは二人のバランス・並び・楽器次第で、どういうバンド・ユニットなのかを表現しやすいからだ。
・・・イマイチ言っている意味が分からないです。。
3ピースバンドだと、基本的にメンバーが三角形に位置するでしょ? ギタボ・ベース・ドラムとかギター・ベースボ・ドラムとか、アコギ・キーボード・パーカッションとか。 そうなると、どのような構成でもある程度決まった型になるし、バランスのよい形になる一方で、変化もつけづらいんだ。 2ピースのユニットなら、楽器を持つ・持たないという選択肢もあるし、並び方や役割にも差をつけやすい。
バランスかアンバランスか
2ピースのバンド・ユニットなら、二人が横に並んでバランスのよい構成でも良いし、どちらかが下がって敢えてアンバランスな構成にするのもよい。

例えば、二人を横並びの構成とした場合、お客さん・観る側からすると「二人ともメインだな」という印象を与えやすい。 どちらも主役で同じくらい注目を浴びるため、二人で歌ったり、連携の効いたコンビネーションプレイを期待する。
また、横並びとした場合に、どちらも客席側を向いて演奏することでお客さんと一体になるステージが期待できるし、お互いに向き合った形式とすることで二人が創り上げる演奏・コンビネーションを集中して聴いて欲しいというメッセージにもなり、聴かせる系のユニットには相性が良い。

一方、並びを敢えてアンバランスにすることで、前にいるメンバーの方に注目が集まる。 これによって観る側からするとどちらが主役なのかが分かりやすくなり、メインのメンバーがとても引き立つ。 片方を主役にして、もう片方が引き立て役に回る形とすることで、それぞれの役割が鮮明になり、観る側にもそれが伝わりやすい。 二人の立場の次第で、バンド・ユニットの色を表現しやすいのが、2ピースバンド・ユニットの魅力だと思う。
様々な2ピースの構成例
- アコギボーカル×2
- 二人でギターをかき鳴らしながら、ボーカルとコーラスに分かれて、時には交代したり一緒に歌ったりと歌で変化をつけたり、片方はコード、もう片方がリフやアルペジオを使って、しっとりしたユニットに仕立てるのも○。 「ゆず」が代表例。
- ボーカル×アコースティックギターまたはキーボード
- ボーカルはボーカルに専念し、アコースティックギターまたはキーボードが伴奏を担当するスタイル。 音数的にはソロと同様だけど、コーラスを入れることが出来るし、二人の並び方でバンドのスタイル・個性を表現しやすい。
- アコギボーカル×キーボード
- アコースティックとキーボードを合わせることで幅広い演奏が可能なスタイル。 ポップスを中心に、オシャレな音楽にも対応できるし、違う種類の楽器が並ぶことで、二人の掛け合いやコンビネーションが際立つし、演奏にも幅が出る。 便宜上、アコギボーカルとしたけれど、どちらがボーカルでも構わない。
- キーボード×キーボード
- キーボードが二人並ぶという構成からして、すでに珍しい。 片方がピアノ、片方がストリングスにすれば、情熱的なバラードがとても映える構成。 ノリを追求するよりも、しっとりと聴かせる音楽に向いている。
二人ならではのコンビネーションがポイント
ソロによる弾き語りほどではないが、課題は演奏のバリエーションだ。 絶対的な音数が少ないため、常に盛り上げるのではなく、上げるところは上げて、下げるところは下げるなどダイナミクスにメリハリを利かせたい。
楽器が2つならコンビネーションも
楽器が2つの構成なら、間奏で二人で小節ごとに交互に弾くなどしてコンビネーションプレイを見せるのも面白い。 二人で演奏するなら、どちらかを強調するために、引き立て役の方は音量を抑えて、リスナーにどちらの音を聴いてほしいのかを示すようにしよう。
ボーカルが二人なら歌で幅をつけよう
ボーカルが二人いる構成であれば、同じ箇所を違う音程で歌うハモリ、同じ箇所を同じ音程で歌うユニゾン、違う場所を交互に歌うデュエットを使い分けて、歌にバリエーションをつけていこう。
お互いにリスペクトをもって音楽を作り上げよう
2ピースのバンド・ユニットというのは、ソロとも多人数バンドとも違う距離感だ。 自分と相手しかいない状況なので、バンド内の話は全て当事者意識を持って、二人で解決していかなければならない。
二人しかいないのなら、自分の思ったことを素直にぶつけられる関係が理想ですね。
そうだね。 お互いに敬意を持って取り組めば、一人では出来なかった音楽を作り上げていくのはとっても楽しい。二人しかいないので濃密な音楽活動を経験することが出来るのは、2ピースの大きな魅力だね。
◆まとめ
今回の講座『2ピースバンド・ユニットの演奏のポイント』
- 2ピースバンド・ユニットというのは楽器の構成や、並び方次第で自分達がどのような見せ方をするのかを表現しやすいし、バリエーションも豊富。
- 二人が並べば主役は二人になるし、片方が下がって引き立て役に回ることで注目はメインに集中するため、より主役を際立たせることが出来る。
- ソロ・弾き語りほどではないが、演奏のメリハリ・バリエーションが課題となる。ボーカル二人ならハモリ・ユニゾン・デュエットを使い分け、楽器が二人なら間奏を交互に弾いたり、互いの音量に差をつけることでメリハリをつけていこう。