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77日目:バンドの集客・宣伝に使えるサイトやサービスの選び方

個性的なバンド、魅力的なバンドという評価をされるためには、自分たちの個性や魅力を宣伝していく必要性を前回は紹介したね。 そこで今回はバンドの集客や宣伝として、効率的に使えるサイトやサービスの選び方を紹介したいと思う。

今現在、バンドの集客や宣伝として使えそうなサイトやサービスは多数ある。 しかし、何が何でも手を出せば良いという話でもない。 手を広げれば広げるほど、時間や手間がかかり、そのせいでバンド磨きに充てる時間が少なくなってしまっては本末転倒だ。 宣伝に向いているツールの条件を挙げてみた。

  • 自分と直接つながりのない人に発信できる
  • 拡散することが出来る
  • ある程度のアクセスや人の動きがある

自分と直接つながりのない人に発信できる

自分の友達って何人いるだろうか? 10人?100人?多い人は1000人くらいいるのだろうか。 その友達全員に自分の音楽を営業してみて、気に入ってくれる人、ライブに来てくれたり、CDを買ったりしてくれる人は何人いるだろうか?

例えば、5%の人がファンになってくれたとする(これでも相当高いと思う)。 すると100人友達がいれば5人。1000人友達がいれば50人のファンが出来る。 そして、この中で継続的にライブに来てくれたり、CDを買ってくれるのは何%くらいだろうか。

そう考えると、ライブに毎回20人のお客さんを呼ぶって果てしなく大変なんだなぁと思いますね。

そうなんだよね。 ではファンを増やしていくにはどうすれば良いのか。 多分、ファンになる確率というのはそんなには上がらない。 だから自分のバンドを営業する顧客の数を増やしていくのが効率的なんだ。

そうはいっても、友達なんてそんな急に何百人も増えるものでもない。 だからこそ、自分と直接つながりのない人に発信できるツールというのはとっても貴重なんだ。

拡散することが出来る

たくさんの情報が溢れている今の世の中で、ある程度信用できる情報とはなんだろう? それは顔も知らない匿名さんが発している情報だろうか? ・・・それよりも家族や友人、同僚といった自分にとって身近な人や、自分が気に入っている芸能人やスポーツ選手が発信する情報の方が頼りになるではないだろうか。

これを読んでいるあなたがそうであるならば、世の中の多くの人達もきっとそうなんだと思う。 だから、友達が発信した情報が、更にその友達、その友達とどんどん広がっていくことで、より多くの人に自分のバンドの魅力を届けられる。 それを実現することが出来るのは「拡散」という機能なんだ。

出来るだけ多くの誰かのタイムラインに表示されることが大切だということですね。 表示されても、それをクリックしてくれて、さらにファンになってくれる要素は限りなく低くても、決してゼロではないですもんね。

そうだね。 さらに言えば、一回のタイムラインの表示では何も思わなくても、複数の友人・知人が同じバンドを拡散していたら、それはある程度の信用を得ることが出来る。 だから拡散機能はとても大切なんだ。

ある程度のアクセスや人の動きがある

いかに知らない人に情報を届けられるツールであっても、拡散機能が優れているツールであっても、そのツールを使っている人が少なければ、宣伝・集客効果は弱い。 だから、そのツールにはある程度のアクセス数や、人の動きがあることが必要になってくる。

もし、自分がバンドの宣伝に使おうとしているサイトやサービスを、周りの友達があまり使っていなかったら、そのツールを使用しても多くのアクセスを得られる可能性は低い。 少なくとも、友達間での拡散はおそらくないと思われる。 宣伝や広告は膨大な人数に対して行うことで効果が出やすいため、おのずと利用者が多かったり、みんなが身近に使っているサイトやサービスを選ぶ必要がある。

いくつかツールをご紹介

せっかくなので使い方次第で集客や宣伝効果がある程度見込めると思うものについて、いくつか紹介していきたいと思う。 独断と偏見が入っているので、参考程度にとどめてもらえれば幸いだね。

YouTube

Googleが運営する動画投稿サイト。 無料で他ユーザが投稿した動画、企業の公式動画などを見ることが出来、クオリティの高いものが多く存在している。 動画を見たければまずyoutubeとまで言われるほど普及率が高い。 ライバルも多いが、ユーザも多い。 動画を検索して探す人もいるし、見ている人にオススメの関連動画が表示されるなど、人の目に付く機会は少なくない。

⇒YouTubeのウェブサイトにアクセス

Twitter

140文字のつぶやきと画像などを合わせて投稿できるツール。 つぶやきを他のユーザが再度つぶやく「リツイート」機能により、自分とまったく縁のない人にも自分のバンドの情報を発信できる可能性がある。 注意点は、つぶやきというのは瞬時に流れ、瞬時に消えていくもの。 一瞬で思わずリツイートしたくなるようなつぶやきをする必要がある。 自分のバンドをフォローしてくれれば、今後も継続的に自分のバンドが発信した情報を見てくれる。

⇒Twitterのウェブサイトにアクセス

Facebook

実名登録が前提のSNSであり、若い世代を中心に普及率が高い。 Twitterのつぶやきと同じような機能があり、Twitterアカウントと連携させてやれば、どちらかに投稿することで、両方同時に投稿されるため、手間が増えないのが嬉しい。

⇒Facebookのウェブサイトにアクセス

Instagram

インスタグラムは画像を共有するツール。 これの良いところは世界中の人に情報を発信できることだ。 日本独自の色を打ち出しているバンドなら、世界の人々には新鮮に映るかもしれない。

⇒Instagramのウェブサイトにアクセス

自分の個性をどんどん広めていこう

バンドをやっているのだから、いろんな人に見てもらいたいと思うのは至って自然なこと。 自分の個性的なバンドをどんどん情報を発信し、存在を広めていこう。 それで反応が少なければ、それは情報発信の仕方が悪いか、それとも自分のバンドの個性や魅力が足りないか、運が悪かったのいずれか。

そうした結果に対して、改善点を洗い出して、また挑戦していくというのは、大変で時には苦しくもなるけど、とても充実して楽しい作業だと思う。 音楽を作り上げることを楽しむのがバンドなら、お客さん集めに奔走するのもバンド活動のうちのひとつ。 それによって培った集客や宣伝のノウハウというのは、バンド活動だけでなく、それ以外の活動に大きく活かせるもの。 是非とも、集客・宣伝活動に立ち向かって、一喜一憂してバンド活動をより充実したものにしていってほしい。




◆まとめ

今回の講座『バンドの集客・宣伝に使えるサイトやサービスの選び方』

  • バンドの集客や宣伝として使えそうなサイトやサービスは多数あるが、闇雲に手をつけては、作業時間に対して効率は悪くなるし、肝心の音楽に割ける時間が削られては本末転倒だ。
  • 友達、家族、同僚など自分につながりのある人というのは限られている。だから、日本や世界中にたくさんいる自分と直接のない「他人」に発信できることが大切なポイントだ。
  • 拡散することで自分の全く知らない人にまで自分のバンドの情報が広がったり、友達同士で拡散することで見る人に信用性を与えることもある。
  • 宣伝や広告は非常に多くの人数に発信してこそ意味がある。だから、アクセス数や人の流動性があるサイトやサービスを選ぶようにしよう。

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