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57日目:自信を持つために。。自分のバンドの武器は何?
そういえば、この前のライブの対バンド、すごいうまかったですよね。 プロ並みの演奏している人達ばかりで、私たちはちょっと浮いていたかもと思うとなんだか落ち込みます。。。
最近は、バンドマンの平均レベルが上がったんじゃないかなと思う。 ネットでいろいろな情報も手に入るし、機材も揃ってるし、ライブに出演するというのが10年前とかより身近になったとは感じるよ。
対バンでも音楽レベルの高い人はいっぱいいるしね。 だけど、理結ちゃんみたいな「ちょっと浮いてるかも・・・」って自信を無くす落ち込み方は賛成できないな。
???
演奏のうまさ=お客さんの心に残るライブではない!
対バンしたバンドさんの演奏レベルが高ければ、見ているほうもすごいなぁと思ってしまうのは確かだ。 特に純粋なお客さんの立場で対バンを見れない「共演者」ならなおさら。 やっぱりライバル心とかプライドとかがあるから、自信が持てないということにもなる。
だけど、「演奏がうまいバンド=一番良いバンドなのか?」でも紹介したように、最高のバンド=演奏が一番うまいバンドではない。 心に残るのかどうかも演奏のうまさが絶対的なものさしではない。
はぅ。。そうでしたね。。
重要なのはバンドの「個性」、そして「武器」
重要なのはバンドの「個性」。 この個性というのは「武器」とも言い換えられる。
武器ですか。 それは切れ味鋭い演奏やパフォーマンスをするとかいう意味ですか?
そういう意味じゃないよ(笑) 自分のバンドを客観的に見たときに、何が一番の長所だと思う? それをちょっと考えてみてほしい。
うーん。。。 メンバーのアットホーム感です!
それも重要な長所だね。 要は「これならどのバンドにも負けない」というストロングポイントがあるのかどうかだ。 演奏レベルでも、笑顔いっぱいのアットホームでも、超有名なコピー曲を集めたバンドでも、ステージが震えるほどの激しいライブパフォーマンスでも、どんな要素でもいい。
自分たちのバンドに自信を持つためにも、バンドとして成長していくためにも重要なことだから、 今一度、自分のバンドで一番の強みを一つだけ選んでみよう。
器用貧乏より一芸に秀でよう!
正直、ライブが広く普及した現在では、バンドごとの個性というのはなかなか難しいもの。 だから、自分たちの武器を選んで、それに絞って磨きをかけていくことが重要だ。
でも、いろんな強みがあって平均的なレベルが高いバンドの方がプロっぽくて格好いいですよ? 一つしかウリがないと、それがかぶったバンドがいたら悲劇じゃないですか。。
いろんな強みがあるバンドというのは確かに素晴らしい。 だけど、今現在の自分たちの実力や状況を考えて、いくつもの要素に手を伸ばすことが出来るかどうか考えてみよう。 つまり、対バンで出てきた全てのバンドに、そのバンドが売りとしている部分で勝つことが出来るかどうか。
時間が全バンドマンに平等にあり、限られている中では、いくつも手を伸ばしてしまうとどっちつかずになってしまう。 中途半端なバンドは、見る人聴く人の記憶には残りにくい。
器用貧乏というやつですか。。 だからまずは一つのポイントだけを徹底的に磨くことが大切な訳ですね。
ストロングポイントは自信につながる
そうやって自分たちの武器を徹底的に磨けば、それがバンドの成長につながり、自信になる。 自信がつくことで、更にバンドは成長していく・・・そんな好循環になっていくんだ。 バンドの武器を育てることは、お客さんから見える外面と、自分たちが感じる内面の両方にプラスになっていくよ。
なるほどー。 ライブを見ていても、自分たちのバンドに誇りや自信を持っているバンドは気持ちがいいものですもんね!
自信がないと、自分たちを客観的には見れない
加えて言うならば、自分たちに自信を持っていないと、周りのバンドが凄いバンドに見えて、 自分たちのバンドは大したことないという謙遜と卑下を含んだ色眼鏡で見てしまいがちだ。 それは自分たちのバンドを客観的に見ることが難しくしてしまう。
一芸を磨き、自信を得ることで、他のバンドと自分のバンドを客観的に観察できるようになるんだ。 バンドというのは、本来は戦いあうものではない。 だけど、バンドをやっている人たちは自信家で、しかし自信がなく、負けず嫌いだけど、勝手に負けていると思ってしまう。 それも全部ひっくるめてバンドなんだ。 自分たちの領域というものを見つけることで、バンドマンとして大きく成長していくものだと思うよ。
◆まとめ
今回の講座『自信を持つために。。自分のバンドの武器は何?』
- 例え、共演した対バンの人達がすごいうまかったとしても、落ち込んで自信を無くしていてはいけない。最高のバンド=演奏が一番うまいバンドではない。
- 重要なのはバンドの「個性」、そして「武器」である。「これならどのバンドにも負けない」というポイントを一つだけ探してみよう。
- いろんな要素を手を出して、平均値を上げるよりも一芸を徹底的に磨き上げたバンドにしよう。平均的にレベルが高くても、中途半端では人々の記憶には残りにくい。
- 自分たちの長所を磨き上げることでバンドは成長していく。そして、それが自信になり、それがまたバンドの成長になる。自分たちの武器を見つけたバンドは強いということだね。