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69日目:バンドマンの考える力、表現力
お疲れ様ですー! 今日の練習は良い感じでしたねー。
・・・どこが?
え・・・? なんかハルさん怒ってます?
怒ってなんかいないよ。 理結ちゃんが今日は良かったというから、じゃあどこが良かったのかと聞いているだけだよ。
・・・もしかしてハルさん的には納得いっていなかったんですか? 私的には結構、良かったと思うんですけど・・・。。
自分は自分なりに今日の練習は納得いっているよ。 ・・・今日のテーマは「考える、バンドマンになろう」だね。
「良かった・悪かった」では終わらせるな!
さっき、理結ちゃんは今日の練習は良かったと言っているけど、具体的にどうよかったのかを言葉に出来るかな?
うーん。。。 なんかフィーリングというか感覚的にいつもより良かったかなと思っていたんですが。。
音楽をやる以上、感性や感覚といったものはとても重要だ。 だけど、逆に言うとそれだけで終わらせてしまうのは非常にもったいない。 例えば今日の練習の出来が「良かった!」「悪かった・・・。」で終わらせてしまうようにね。
感じたことに対しての理由を考えよう
例えば練習やライブなどで「今日は良かった」「今日はダメだった」と手ごたえを感じることは多い。そして、その感覚自体は大抵は合っているものだと思う。 しかし、バンドマンとして一歩先に進むためには、その理由を考えて、言葉にすることがとても大切なんだ。
例えば、「音作りがよかった」とか「ミスが少なく出来た!」とか「パフォーマンスを躍動的にできた!」とかそういう理由を考えるようにしようってことですね。
考えたら、さらに考えよう
その通り。 そして、その考えた理由をさらに掘り下げて考えていくことで、より効果が高まっていく。 例えば「音作りがよかった」なら、「いつもより歪みを抑えていたかも」→「歪みを抑えることで音圧と音の通りがよかった」と考えを重ねていけば、「歪みを抑える=音圧と音の通りが良い」という経験が蓄積されていくし、物事を客観的に考えていく力も身についていく。
感覚を言葉にすることで表現力が磨かれる
自分が感じた感覚や手応えなどを言葉(または文章)として表すことで、物事を表現する力も磨かれていくよ。 ボーカルにしたって、ギターやベース、ドラムにしたって、バンドマンがやりたいことって結局、自分の想いや個性を表現することだから、表現力は非常に大事。
表現力を高めたいなら、感じたことを言葉や文字といった具体的な表現方法を繰り返していけってことですね!
曲の歌い方やアレンジにしてもそうだね。 曲に対して自分なりの考えを持っていれば、歌い方やアレンジについても、その表現には理由があるから自分の中でもブレにくくなるし、バンドメンバー間での意識の共有や話し合いも行いやすい。 リスナーに伝えたいこともより明確になっていく。これが表現力というものだね。
感覚を言葉にすることで表現力が磨かれる
バンド活動で日々起きる出来事に対して、常に考え続けること。 それによって、物事を考える力や、表現力が向上していくことを今回は紹介した。 「考える」ことによって、バンドマンとしての能力には必ず良い影響を与えるし、それが出来るようになると、感覚や手応えも敏感に、より深くなっていく。
漫然とバンド活動を行っていくのも良いけど、目的や目標を定めて、そのために行動して、結果に対して考え続ける。 抽象的なものを掘り下げて具体的なものにしていく。 そんなバンド活動の方がきっと充実したものになる。 自分はそう思うんだ。
◆まとめ
今回の講座『バンドマンの考える力、表現力』
- 練習やライブなどで感覚や手応えについて、そのように感じた理由を考えて言葉にすることが重要。
- その理由について、さらにその理由を繰り返し掘り下げて考えていくことがより効果的。それにより経験や客観的に物事を考える力が身につく。
- バンドマンがやりたいことって結局、自分の想いや個性を表現することだから、感覚や手応えの理由を言葉にしていくことは、表現力が磨かれることにもなる。