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16日目:ライブ当日までに準備することは?
ライブ出演が決まったら、今度はそれまでの準備が必要です。
曲を決めたり、コスチュームを考えたり練習したり、やることはいっぱいあります。
今回はライブまでに準備することを紹介します。
本講座は特にこんな人におすすめ
- ライブハウス出演が決まった方
- バンド初心者の方でどんなことを準備するかを知りたい方
お疲れ様です。ハルさん。
お疲れ、理結ちゃん。 ライブの日が近づいてきたね。
はい!
なんだか今もすでに緊張しています。。
そういえば、ライブ当日までに準備しておくことってありますか?
そうだなぁ。。
まずはその前にライブとスタジオ練習がどう違うのかを考えてみよっか。
ライブとスタジオ練習、お客さんがいることで何が違う?
ライブとスタジオ練習の違いですか?
う~ん。。。。
お客さんがいること?
正解!
他にも細かい点でいろいろ違うけど、今回はそれについて考えよう。
お客さんがいると、失敗できないですよね。。
だから事前にしっかり練習してミスしないようにしておく必要がありますね!
それはもちろんのこと。
忘れてはいけないのは、ライブとは見に来たお客さんのためにするものであること。
だから妥協はしてはいけないね。
出演時間を楽しんでもらうために
ライブの出演時間は、大抵30分~40分とそんなに長くはない。
その短い時間をお客さんにいかに楽しんでもらうかを考えるのがそのままライブの準備になるよ。
確かにお金払って見に来てもらっているんですから、お客さんも楽しんで帰りたいですよね。
そのために事前に出来ることは例えばこんなこと。
- 選曲・曲の順番を決めて、練習して演奏して質を上げる(音楽的な準備)
- 当日のコスチュームを決める(外見的な部分)
- ライブの演出を考える(エンターテイメント的な部分)
選曲・曲の順番を考える
ライブ本番はいろいろな曲を演奏します。
その中で最後までお客さんが退屈することなく楽しめるようにするのは、まず最初に選曲・曲の順番が大事になってきます。
まずは演奏する曲を決めよう
自分達の持ち曲の中でライブで演奏する曲を絞り込みましょう。
絞り込む基準としては、以下のような点があります。
- ライブで聴いて楽しい、面白い、ノリがいい、感動するといった心が揺さぶれる要素がある曲
- 演奏に自信のある曲
- お客さんが知っているようなメジャーな曲
- 他の演奏曲と似ていない曲
- 前回のライブとなるべくかぶらない曲
- 自分のバンドの世界観を鮮明に表現できる曲
「とりあえず」「なんとなく」で選曲するのではなく、今挙げたような何かしら理由・目的がある選曲にしましょう。
ライブで演奏する曲を決める段階で既にライブの準備は始まっているのです。
曲の順番を決めよう
演奏する曲を決めたら、今度はその順番を考えていきましょう。
曲順を考えるうえでのワンポイントアドバイスとしては下記の通りです。
- 同じような雰囲気・テンポの曲が連続しない
- 盛り上げるバンドなら最初はノリのいい曲でガツンとライブの盛り上がりを作りたい
- 毎回のライブで曲順を固定しない(最後の曲がかならず決まっているなど)
- 最後の曲はやっぱり盛り上がる曲か感動する曲、みんなが知っている曲がいい
当日のコスチューム(服装)を考える
ライブのコスチューム(服装)はライブを魅せる上で非常に重要なものです。
本番で自分たちをどのように見せたいのかを想像しながら服装の決めていきましょう。
自分のバンドの雰囲気を伝えられる服装を
服装を考える上で、まず考慮するべきなのは、自分のバンドの雰囲気・世界観です
たとえばロックバンドならギラギラして派手な格好がよいし、しっとりジャズバンドなら、小奇麗な感じのおしゃれな服装がよいです。
ライブを見に来たお客さんが、バンドの雰囲気を一番最初に感じ取るのは服装です。
だからお客さんがライブに入り込みやすいようにバンドの世界観を考えたうえでの服装にするのがよいです。
季節のイベントに合わせてみる
バンドの雰囲気の他にも、クリスマスやハロウィン、七夕というような季節のイベントに沿った服装をしてみるのも面白いでしょう。
初めて見たお客さんも見ていて楽しいし、いつも来てくれるお客さんならいつもと違うバンドの姿が見れて、新鮮でうれしいはずです。
ライブやイベントに一つになるためのバンドTシャツ
ライブやイベントで出演者とお客さんが一つになれるようなライブTシャツ、イベントTシャツを用意していくのも面白いですね。
やっぱりみんなで同じ服装をするとライブに入り込みやすいし、会場が一つになりやすいです。
他にもバンドでTシャツを作るのも〇です。
なんだかバンドのメンバーみんなが仲良く感じられるし、物販にもつなげやすいという点もあります。
ライブの演出を考える
ライブの持ち時間をどう使うか。どう見せるかという演出も考える必要があります。
どんなに演奏がうまくても、スタジオ練習みたいに淡々と曲を演奏しているだけじゃ聴いている方は物足りないものです。
ライブの始まりから終わりまでの全体を通して、お客さんに楽しんでもらえるようなライブの演出を考えましょう。
MCのネタを考えよう
ライブで重要な要素になるのがMCです。
どんなバンドなのかをお客さんに伝えるのに、一番手っ取り早い方法は言葉で伝えることです。
またMCが上手いとお客さんと双方向のやり取りもできるようになります。
とりあえずどのタイミングでどんなMCをするのかくらいは考えておくことをおすすめします。
曲と曲のつなぎ方を決めておく
スタジオでは基本的に1曲やって止まって1曲やっての繰り返しというのが基本です。
しかしライブでそれをやってしまうとどうしても単調になってしまいます。
そのため、曲と曲をどうつなげるかを考えましょう。
一例を挙げると、曲が終わった瞬間、余韻を残しつつ続けて次の曲に行く方法や、曲が終わったら、ドラムとかが一定のリズムを刻んでいって煽るようなMCを挟んでそのまま次の曲に行く方法があります。
他にもいっぱいありますし、発想次第だからいろいろと考えてみましょう。
パフォーマンスを考えておこう
ライブは聴くだけでなく、見る部分も大きなウエイトを占めています。
そのため、パフォーマンスについても妥協せずに考えておきましょう。
パフォーマンスとは演奏者の動きのことです。
曲のキメでみんなでジャンプしてみたり、ギターとボーカルが背中合わせで演奏してみたり方法はいろいろあります。
一番に考えるのはお客さんに楽しんでもらうこと
ライブ当日までの準備では、とにかく見に来てもらうお客さんが満足してもらうためにあらかじめ何が出来るかを常に考えることです。
自分達が楽しむのも大事なのはもちろんですが、お客さんに楽しんでもらうことが何より大事ということを頭に入れておきましょう。
◆まとめ
今回の講座『ライブ当日までに準備することは?』
- お客さんが最後まで楽しめる選曲・曲の順番を考えよう
- 自分たちがどういうバンドか分かってもらえるような当日のコスチューム(服装)を考えよう
- MCや曲のつなぎ、パフォーマンスを考えて、ライブ全体を通して楽しんでもらえるように考えよう