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85日目:バンドの最少構成!3ピースバンドの演奏のポイント
3ピースはバンドの最少構成
今回は3人構成のバンド、3ピースバンドのポイントについて考えていきたいと思う。 3ピースバンドの構成は基本的に、ギター・ベース・ドラムまたはキーボード・ベース・ドラムの楽器による構成でいずれかのパートがボーカルを兼務する。
あとは、ボーカル・アコースティックギター・キーボードや、アコギボーカル・キーボード・パーカッションといったユニット的な構成もありますね。
そうだね。 とはいえ、せっかくバンド形式のメンバーで出来る構成だから、今回はドラムとベースが存在するオーソドックスなバンド形式の3ピースについて重点的に触れていこうか。
3ピースバンドの魅力は構成美
3ピースバンドの魅力は、なんといってもバランスのとれた構成美が大きな魅力だ。 左ベース・真ん中ドラム・右ギターという構成は、それぞれが違う役割を背負ったバンドのトライアングルであり、見た目がとても良い。
各メンバーがステージ上で独立したエリア・スペースを持っているため、メンバーそれぞれに目がいくし、バンドとしての一体感を感じ取りやすいですよね。 ステージの真ん中に人がいないからドラムの人もしっかり見ることが出来ます!
そうだね。 それだけにバンドメンバーのそれぞれの個性が色濃く反映されるバンド形態だね。
各パートのオン・オフで演奏にノリとメリハリを
3ピースバンドは文字通り最高でも3つしか音数がない。 またユニット形式ではなくバンド形式であれば、生音というより機械的な音使いになり、音量コントロールが難しくなるので、演奏に幅を出しづらい。
強弱が使いづらいとなると、どうやってメリハリをつけるべきなんでしょうか?
ドラムはともかく、ベースや歪ませたギターの場合は音量差を表現するのは難しい。 そこで、各パートの音を鳴らす/鳴らさないの切り替えを意識したアレンジをすることがポイントだ。 Aメロはドラムとベースだけ、サビは全員、大サビはギターだけといったように曲の部分部分で鳴らす楽器で変えることで音量的なメリハリをつけよう。 また、フレーズや曲中の箇所によって音を伸ばしたり、短く切って刻んだりと変化をつけることで、楽曲にメリハリが出るし、ノリも出しやすくなる。
音圧が軽くても、それも3ピースの強み
メンバー数が少ないと、それだけ音数が限定されてしまい、音圧や迫力を出すのが難しい。 しかし3ピースバンドは音圧が少なくても、その軽さが疾走感や軽快さを生み、それが強みともなるし、ノリも出てくる。 3人しかいないことで、それが見た目的にもちょうどよい感じもある。
例として挙げると、ガールズ3ピースバンドのチャットモンチーなどは迫力こそそれほどある訳ではないけど、軽やかで心地よい演奏が魅力的なバンドである。 とはいえ、自分のバンドのカラーによって、音作りでは音圧をコントロールするようには心がけたい。
3ピースバンドはコーラス必須!?
バンドで3ピースをやる場合、大抵はドラム・ベースとギター/キーボードという構成になる。 ドラムが後ろでドッシリと構えて、ベースとギター/キーボードがフロントに立つよね。 そこでフロントの二人が、ボーカルとコーラスを担当すると、バンドの見た目がぐっと締まってとても格好良くなる。
あ、それは思います。 ギターとベースがハモって、ドラムがそれを支えている構図が、「メンバーみんなでバンドサウンドを作り上げている」感じがとてもしますよね!
だからこそ、ボーカル以外にもコーラスは絶対に欲しい。 ビジュアル的にも必要だけど、音楽的にもハモリがあると迫力が出るし、メリハリや変化をつけやすく表現できる幅も広がるから、頑張ってコーラスを練習しよう。
◆まとめ
今回の講座『バンドの最少構成!3ピースバンドの演奏のポイント』
- 3ピースバンドはギターまたはキーボードとベースとドラムによる構成でいずれかのパートがボーカルを兼務する。ドラムとベースが存在するバンドの最小構成である。
- 左ベース・真ん中ドラム・右ギターという構成は、サウンド的にもビジュアル的にも、各パートの個性や役割が鮮明になる。
- 3ピースバンドは音数が3つしかなく、音量のメリハリはつけづらいため、フレーズや箇所によって各パートの音を鳴らす/鳴らさない、伸ばす/短く刻むといった変化をつけてメリハリをつけよう。
- コーラスを入れることで音数も増えるし、バンドの一体感が見ている側にもより伝わりやすくなる。3ピースバンドではコーラスは必要だ。