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87日目:5人以上の大編成バンド!多人数構成の魅力と悩み
バンドは人数が増えると、演奏の幅や壮大さも増える。 その一方で悩みや課題も出てくる。 ということで今回は5人以上の大編成のバンドの演奏のポイントやその他もろもろについて触れていきたいと思う。
5人編成のバンドっていったらもうプチオーケストラな感じですよね。
(そうかな・・・。)
迫力があり、壮大な演奏が魅力
多人数バンドの一番の魅力は、楽器隊がたくさんいることだ。 それによって演奏に迫力が出るし、音を多く重ねられるので壮大な演出が可能で、演奏面でのメリハリがより顕著になる。 ステージ上の見た目からしても、やっぱり迫力があるね。
そうですよね。 ギターが複数いてガツンとくる演奏もいいし、キーボードがストリングスとかを使って壮大なバラードやポップスをやるのもとても格好いいし、感動します。
そうだね。 アレンジの幅も広いし、バラエティにも富みやすいから聴く側としてはもっとも退屈しづらい構成かもしれない。 バンドの味付けも自由度が高いから、バンドの個性を出すのも比較的やりやすいのも大きな魅力だね。
出演料の負担が減り、お客さんも増えやすい
もうひとつ、これは本人達にとってのメリットだけど、お金とお客さんの面でメリットがある。 大抵のバンドの場合、練習代やライブ代などは割り勘にすることが多いよね。
そうですね。 スタジオ代は、人数が増えるとそれだけ広い部屋を借りなければいけないけど、ライブ代はそれほど変わりませんね。 人数が増えれば一人当たりの負担が減るというのは嬉しいことですね。
また、ライブではメンバー一人一人がお客さんを呼ぶことが多い。 人数が増えればそれだけ、いろいろなお客さんに声をかけることになり、お客さんが増えやすいのも大きなメリットだね。
人が増えれば悩みも増える
5人組以上の大編成バンドは、人が増えて演奏の迫力が増える分、悩みもそれに合わせて増えていく。 正直いって難易度の高いバンド構成だ。 ここで、悩みや懸念点を挙げていこうと思う。
音量のバランス取りが難しい
人数が増えるとそれぞれの楽器がしっかりと聴こえるようにするバランス取りが非常に難しくなる。 バンドの中に一人でも「俺が目立ちたい」と音量を上げてしまうと、他のパートもそれに合わせて音を調整しなければならないし、バランス取りが出来ないこともある。 フォアザバンドの精神が一層求められる。
音合わせが難しい
人数が少ないと小節の頭や、ビートの刻みを合わせることはやりやすいが、人数が増えるとそうもいかない。 決めるところがズレてしまうと、やっぱり恰好悪いし、演奏のバラバラ感が強調されてしまう。 要所ではドラムを中心として誰に合わせるかをしっかりと決めておき、アイコンタクトを取って呼吸を合わせることも大切だ。
ステージを選ぶ必要がある
人数が多いと、ステージングするのにも場所を取る。 公会堂や大きいライブハウスであれば困ることもないけど、小さいライブハウスではそもそもステージに全員が入れなかったり、見た目がいかにも狭そうで、ゴチャゴチャしてしまう懸念はある。
日程調整や人間関係も悩みが増える
人数を多いということはそれだけ多くの人のスケジュールを調整する必要がある。 そのため、練習日やライブの日程がなかなか決まらず、スタジオに入れないなんていうこともある。 また、人数を多ければそれだけいろいろな人がいる。 当然、相性が合わない人が出てくる可能性も多く、人間関係の悩みが増えやすい。
悩みは多いが、魅力も多い
人が増えていくと意思疎通やバランス取り、人間関係は確かに難しくなる。 これはバンドだけでなく、友人関係や会社、社会でも同じだ。 悩みが増えてデメリットだけが強調されているようにも感じるが、そんなこともない。
多くの人が一つの音楽を創り上げることは大きな充実感があるし、迫力があり繊細なサウンドを構築することも出来る。 自分にとっても大きな経験になるので、是非ともチャレンジしてみてほしい。
◆まとめ
今回の講座『5人以上の大編成バンド!多人数構成の魅力と悩み』
- 多人数バンドの一番の魅力は、楽器隊がたくさんいることで、演奏に迫力が出るし、アレンジの自由度も高いことだ。
- スタジオ代やライブ代などは大体割り勘が基本であるため、一人当たりの支出が減るし、お客さんを呼ぶ数も増えやすい。
- 人数が増えることで悩みも増える。音量のバランス取りや、スケジュール管理、人間関係などは人数が多いほどまとまりづらくなるのも事実だ。