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103日目:バンドマン・バンド活動を辞める時はいつか来る
「バンドとは何か?」編の第四回となる今回は、ちょっとコラム的な内容でお届けしたいと思う。
そのテーマとは「バンドマン・バンド活動を辞める時」。
バンド入門講座なのに、辞める時の話をしてしまって良いのでしょうか・・・。
まあ、一つの読み物といった感じで紹介してみたいと思う。
逆にバンドを辞める時というのをイメージしてもらうことで、日々のバンド活動にどのように取り組むべきかを考える良い機会になると思う。
ちなみにここで言う「バンドマン」とはバンドを組んでいるという人よりは、音楽を演奏して音楽活動を行っているというニュアンスだ。
バンド活動はいつか終わる
いつも楽しいバンド活動、このアクティビティがいつまでも続くと思っていないだろうか。
だけど、自分がバンド活動を始めたということは、いつかバンド活動は終わり、バンドマンとしては引退するという日が来ても不思議ではない。
始まりがあるということは、終わりもあり得るものなんだ。
えー、そんな寂しいこと言わないでくださいよ。
私はずっとバンド続けていたいです。
もちろん、生涯バンドマンとして活動を続ける人もいる。
だけど、大多数の人はどこかのタイミングでバンド活動から離れているよ。
実際に自分の周りでももうバンドを組んでおらず、組む意志のない人もたくさんいるよ。
そうなんですか・・・寂しいものですね。
生涯バンドマンってどんな人?
でも、一部にずーっとバンド活動を続けている人もいる訳ですよね?
そういう方は一体、どういう人達なんでしょうか?
生涯バンドマンの人か。
考えてみたけど、こんなケースの人達が該当するんじゃないかな。
3度の飯より音楽が好きな音楽バカ
とにもかくにも音楽が好きで、それを演奏して表現することが何よりの楽しみ。
まさしく「NO MUSIC , NO MY LIFE」を地でいく人(100%誉め言葉です)
仕事で音楽活動をしている人
音楽を演奏することで仕事をしている人は、そもそも音楽活動が飯のタネな訳だから、辞める訳にはいかない。
「バンドや音楽で飯を食う」という人というと、メジャーデビューしたバンドやアーティストが浮かぶけれど、他にもジャズライブハウスなどで演奏者として契約している人や、音楽教室の講師の人など楽器を演奏したり、バンドを組んだりしている人は一定数いたりする。
なぜバンドマンを辞める時が来る?
そもそも、バンド活動ってとても楽しいのにどうしてバンド活動を辞めようって思う日が来るものなんでしょうか?
今の私には考えられません。
バンド活動を辞めようと思って辞める人も多いだろうね。
だけど、特にそういうつもりもなく気づけばバンド活動から離れていて、復帰するエネルギーや意志が無くなってしまって辞めていた・・・という人も同じかそれ以上に多いんじゃないかと思うよ。
それはどうしてでしょうか?
バンド活動は、受け身的な行動ではなく、自分で意志を持って行う能動的な行動と言える。
「もっとバンド活動をしたい」という意志を持ち続けていない限り、当たり前に活動が継続するものではないからね。
だからその時に組んでいるバンドの活動休止(自然消滅)や解散によってバンド活動が終わってしまっていたなんてことは、よくある話だね。
自分の周りの環境の変化も大きな要因
他にも大きな要因として、環境の変化もバンドから離れる大きな要因だ。
就学や就職、結婚、出産、定年といったある程度決まったタイミングのライフイベントがきっかけとなることもあるし、引っ越しや転職、体調の変化という突発的な出来事がきっかけになることもある。
確かに子供が生まれたりすると、時間とかお金とか想いも子供の方向に向いてしまうのは、とても自然なことですね。
そうだね。
あと複数人で行うバンド活動は、一人では出来ない。
だから周りが上記のような理由でバンドを辞めたり、組んでいるバンドが解散したりして、新たなネットワークを探すエネルギーが自分に残っていなければ、それもバンドマンとしての卒業につながることもある。
振り返った時に意義のある活動にしよう
とまあバンドマンを辞める時がいつかといった話をしてきたけれど、大切なことは「いつか終わるバンド活動だから、後悔なく充実したバンド活動を送ってほしい」ということだね。
今バンド活動をしている時間を大切にして、心から楽しみ、時に苦しみ、思う存分音楽に熱くなっておいてほしい。
一生懸命頑張って、楽しんだのなら、バンドを辞めてから振り返っても「やってよかったな」って思えそうですよね。
だからこそ、何となくだらだらと活動するのではなく、音楽やバンドメンバー、バンド活動に関わる人々に真摯に向き合い、真剣に活動することを心がけてみてほしい。
今やれることを待たずにどんどん進めたり、自分のやりたいこと・やりたい音楽に飛び込んで熱中することが何よりも重要なことだと思うよ。
◆まとめ
今回の講座『バンドマン・バンド活動を辞める時はいつか来る』
- バンド活動を始めたということは、いつかバンド活動は終わり、バンドマンとしては引退するという日が来ても不思議ではない。そのことを意識して日々の取り組み方を考えよう
- 大多数の人はどこかのタイミングでバンド活動から離れていく。生涯バンドマンなのは、よほどの音楽バカ(誉め言葉)か、バンド活動や音楽演奏を仕事にしている人達などの一部の人達。
- バンド活動を辞めようと思って辞める人もいれば、何かのタイミングで気づけばバンドから離れている人もとても多い。
- いつかは終わる可能性が高いバンドマンとしての活動なのだから、日々音楽や関わる人達に真摯に向き合って、充実したものにしていくことが大切。