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79日目:アマチュア・コピバン・趣味のバンドメンバーを選ぶポイントとは?
今回は前回の続きで、バンドメンバー募集をする際に、候補者が複数いるような場合やどういうメンバーを探せばよいのか、バンドメンバーを選ぶうえで重視するポイントに触れていこう。
前回が完全プロ志向バージョンでしたので、今回はアマチュアやコピーバンドといった趣味で音楽をやっているバンドマンのメンバー探しのポイントですかね。
そうだね。 アマチュアといっても、完全に趣味でコピーバンドをやっているバンドマンや、音楽を仕事にはしないけれど、真剣に音楽に向き合うバンドマンがいるから、その2パターンについて考えてみようか。
最重要ポイントはスケジュールの合致
完全プロ志向のメンバーを探す場合は、大抵は音楽を中心に生活できる(そうせざるを得ない)人が多いため、スケジュール面がバンドメンバー募集の要件として表面化することは少ない。 逆にスケジュールがなかなか合わせられない時点で、プロを目指しているほどの熱意があるのかという話にもなる。 だけど、アマチュアバンドの場合は話が別だ。
多くの場合、仕事や学業と並行して音楽をしている人が多いため、活動できる時間が限られているし、それを調整することも難しい。 そのため、お互いのスケジュールが合う人でないとせっかくバンドを組んでもロクに活動できない・・・なんて事態に陥ることもある。 顔合わせの際に、休日やスケジュール感をしっかりと確認しておこう。
趣味でも真剣にやりたい人のバンドメンバー探しのポイント
趣味としても真剣にバンドをやりたいという人が最近増えているように思う。 プロ顔負けの演奏やパフォーマンス、見事な楽曲を披露してくれるバンドも多い。 そんな風に、アマチュア(またはインディース)としてガチで活動していくバンドのメンバー探しで重要する点は、「音楽の方向性」「性格的な相性」であると思う。
音楽の方向性
音楽を仕事として捉えないけど、真剣に向き合う場合に、音楽の方向性というのは重要な要素にある。 せっかくならば自分の好きな音楽、興味のあるジャンルに没頭して、質の高いものを作り上げたいと思うもの。
そのためには、音楽の方向性が合わないことは、お互いにとってストレスになり、それが演奏や音楽への姿勢に現れてしまうことがあるし、解散や脱退の原因にもなりやすい。 顔合わせや事前のメッセージのやり取りの際に、自分がやりたい音楽、相手がやりたい音楽をしっかりと確認しておこう。
性格的な相性
アマチュアのバンドマンにとっては、バンドに向き合う時間というのは休日やオフといった貴重な時間。 その時間を使うのであれば、お互いに居心地の良い関係であることが大切だ。 バンド活動を進めていく過程で、意見がぶつかるようなことはよくあるもので、その際に相手への信頼やリスペクトがあれば、円滑に乗り越えていけるもの。
もちろん、顔合わせや事前のやりとりで全てが分かる訳ではないが、性格というのはその人の雰囲気に大きく影響している。 初対面でも居心地のよい相手ならうまくいく可能性も高いはずだ。
コピバンを楽しむのバンドメンバー探し
あくまで趣味として好きなバンドのコピバンを楽しみたいという人というのは、基本的にスタジオの練習頻度がそれほど高くない傾向にあるため、スケジュールの合致に関しては他と比べると、問題は生じにくい。
性格的な相性というのも、顔を合わせてバンドに向き合う時間や深度が低いため、表面化しづらい。 よっぽど態度が悪かったり、問題行動が多い人でなければ特に問題にならないことが多い。
メンバー探しで大切な点は、一緒に音楽をやっていて楽しいことと、ある程度の金銭的余裕があることだと思う。
コピーバンドってお金がかかるものなんですか?
練習の頻度が高くなければスタジオ代はかからないけど、たまにしか会わないからスタジオ練習後に遊びにいったりご飯を食べに行ったり、飲みにいったりすることが多い。 そこにお金が使えるくらいの金銭的余裕が欲しいところだね。
音楽をやっていて楽しいと思えるバンド活動を
仕事や勉強をしながら、貴重な休みの時間をバンド活動に充てる理由はなんだろうか。 それはやっぱりバンドが楽しくて好きだからなんだと思う。
音楽を一緒にやっていて楽しいかどうかは、バンドメンバー選考の段階では正直、分からないことが多い。 だから、今回の内容で挙げたような項目で判断していくのだけど、選考段階のスタジオやカラオケで「音楽的にピンとくる」直感というのは大切。 他の項目は後回しにしても「この人とバンドやったら楽しそうだな」という直感を頼りにして候補者を絞り込むのもアリだ。 結局は楽しいバンド活動が出来るかが何より大切ということだね。
◆まとめ
今回の講座『アマチュア・コピバン・趣味のバンドメンバーを選ぶポイントとは?』
- アマチュアのバンドマンは、仕事や学業と並行して音楽をしている人が多いため、活動できる時間が限られている。顔合わせの際に、休日やスケジュール感をしっかりと確認しておかないと、都合が合わずにロクにバンド練習が出来ない・・・なんていう事態にもなりうる。
- 趣味でも真剣にバンドをやりたいという人にとっては、音楽に集中できるように、「やりたい音楽の方向性」と「性格の相性」が合うことが大切だ。
- 練習の頻度があまり多くない趣味のバンドでは、スタジオ練習後に飲みに行ったり遊びに行くことも多い。その分の金銭的余裕があるメンバーを選べると好ましい。
- 貴重な休みの時間を充ててバンド活動をやっているのだから、結局は楽しいかどうかに尽きる。「この人と音楽やったら楽しそうだ」という直感でメンバーを選ぶことも大切だ。