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音作り編4日目:エレキギターの種類とプレイスタイルその2(テレキャスター他)
前回、ストラトとレスポールについての説明をしたので今回はテレキャスターや他の種類のエレキギターの紹介をしていきたいと思います。
ちなみに前回紹介したストラト、レスポールについてはどちらも幅広く使えるエレキギターだと思います。
テレキャスター
テレキャスターもストラトタイプのギターと同じく、1950年代にフェンダー社から発売されたモデルです。
とはいっても、ストラトキャスターの先輩とも言えるモデルで、まさしくエレキギターの元祖、始祖といっても差し支えないでしょう。
音抜けがよく切れ味抜群
テレキャスターは、フロントとリアに1つずつシングルコイルのピックアップが装着してあるモデルが主流です。
ジャキジャキ感・高音が強く、音の抜けがよいため、切れ味が抜群です。
16ビートで細かいカッティングをしたり、軽快なバッキングに向いているギターです。
主にギターボーカルとしての使用がベターか
テレキャスターは、コードバッキングに向いているギターの反面、音が細く高温が強いため、尖った音になってしまいがちです。
(それを無くすとテレキャス自体の魅力も薄れます。。)
そのため、リフやハードな刻みには正直向いていないため、コードを弾くギターボーカルに向いているギターと言えます。
ちなみにテレキャスはポップの他、軽快なリズムを身上とするフュージョンなどではとても重宝するギターです。
フライングV・エクスプローラー
フライングV、エクスプローラータイプは共に個性的な外見が魅力的です。
いかにもハードロックやヘビーメタルをイメージさせますが、音の方向性も基本的にはレスポールと似ています。
そのため、ヴィジュアルやパフォーマンスをウリとしたいギタリストにはぴったりです。
ただフライングVは、その形状から家で座って練習するのは難しいかもしれません(笑)
アコースティックタイプ
アコースティックタイプのギターとは、いわゆるフォークギターやエレアコのことではありません。
ギターの胴体部分が非常に大きく、中が一部空洞になっているエレキギターです。
セミアコースティックタイプとフルアコースティックタイプがありますが、基本的な方向は類似しているのでここでは分けません。
レトロな外見がお洒落
見て分かると思いますが、年季の入っているレトロが外見がとてもお洒落です。
このギターを年季の入ったベテランギタリストが弾くと最高にかっこいいです。
自分もいつか、このギターが似合うカッコイイおっさんになりたいものです(笑)
メロウな音でジャズ・ブルースにピッタリ
音はメロウな音質で柔らかいのが特徴です。
しっとりと甘く、湿っているような音をしており、落ち着いた物腰の音使いです。
そのため、ジャズやブルースに非常に相性がよいです。
シングルコイルとハムバッカー
ギターを選ぶ上で、シングルコイルとハムバッカーの組み合わせは重要です。
シングルコイルは、音抜けがよく透明感のあるキレイな音を出すのは得意な反面、音が細くパワープレイには向きません。
一方のハムバッカーは、パワーがあり、音圧がある反面、音を二重に拾うため、音が強く、繊細な演奏は苦手です。
それぞれのメリット・デメリットを認識しつつ、自分が演奏するジャンルやパートにより、最良のものを選ぶと良いでしょう。
ピックアップ・セレクターで音の性格をチェンジ!
ちなみにブリッジとボリュームの絞りのそばに小さいレバーがないでしょうか?
これはピックアップ・セレクターといって使用するピックアップを変更するためのものです。
実はこのピックアップ・セレクターの選択が音作りに大きく左右します。
リアのピックアップは出力が高くて、音が硬いです。
フロントに向かうにつれて、音は柔らかくなっていきます。
またストラトなどでは、ハーフトーンといわれる2つのピックアップを使用する音も選択できます。
軽く、やわらかい独特な音がするため、使いどころは問われるが、いろいろ試してみる価値は十分にあるといえます。
この講座のポイントはココ!
テレキャスターは音抜けのよい軽快なサウンドがポイント!
歯切れの良いカッティングで演奏にテンポ感を演出しよう。
エクスプローラーやフライングVは見た目の個性が抜群!
見た目やパフォーマンスを重視するバンドでは非常に重宝する。
アコースティップタイプのギターは年季の入ったベテランギタリストのためのギターのようなもの。
こんなギターが似合うオッサンになって、渋みの効いたギターで音楽をたしなみたいものだ。
ピックアップはシングルコイルかハムバッカーで音の性格は変わるし、ピックアップセレクターによっても変わる。
特にピックアップセレクターは気軽に変更できるのでいろいろ試してみよう。