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【音源付き!GT-100のエフェクターレビュー】OD-1(オーバードライブ)
OD-1(オーバードライブ)とは?
GT-100に収録されているエフェクターを実際にいじってどのような変化をするのかを検証します。 今回は1977年に記念すべきBOSSブランドの第1号機として発売されたエフェクターです。 往年の名器との呼び声も高く、生産終了はとっくに終了していますが、現在も探し求める人も少なくないほどの人気エフェクターです。 そんなエフェクターがGT-100エフェクターではどのように再現されているのでしょうか。
使用機材・基本セッティング
使用機材
- 使用ギター
- Vanzandt STV-R1(ピックアップはセンター)
- エフェクター
- GT-100
GT-100のセッティング
- PREAMP A
- [JC-120]
- GAIN:50
- T-COMP:0
- LEVEL:50
- BASS/MIDDLE/TREBLE/PRESENCE:50/50/50/0
- BRIGHT:OFF
- 他はデフォルト設定
JC-120のプリアンプのみを使用した状態のため、全くと言ってよいほど歪んでいません。 OD-1の歪み感を体感するためのベース音としては適していると思います。
OD-1を使用
早速、OD-1を起動して音を鳴らしてみます。 セッティングは下記の通りです。 このセッティングをベースにして勧めます。
- OD/DS:OD-1
- DRIVE:50
- TONE:0
- EFFECT LEVEL:50
- BOTTOM:0
- DIRECT MIX:0
- SOLO SW:OFF
- SOLO LEVEL:50
原音のニュアンスを残しながらも、しっかりと歪んでおり、マーシャルアンプを使っているような自然な甘さを感じ取れます。
TONEを最小してみる
まずはTONEのつまみを最小にしてみます。 変更値は下記の通りです。
- OD/DS:OD-1
- TONE:-50
TONEを削ったことで、全体的に角が取れたやわらかい音になった一方で、音抜けは若干悪くなった印象を受けます。 特に後半の高音域の部分では、マイルドな響きになっていますね。
GAINを最大にしてみる
次にDRIVEのつまみを最大にしてみます。 ベースからの変更値は下記の通りです。
- OD/DS:OD-1
- DRIVE:100
音の歪みが強くなったのが明確に感じ取れる一方で、音の芯が残っており音圧も十分にあります。 ロックやハードロックにも十分使える響きであるという印象を受けます。 しかし、明らかにノイズも増幅しています。
BOTTOMを最大にしてみる
BOTTOMのつまみを最大にしてみます。 ベースからの変更値は下記の通りです。
- OD/DS:OD-1
- BOTTOM:+50
前半部分の低音の部分が強調され、低い音に迫力が増した印象があります。 パワーコードのミュートのズクズクとした重みを活かしたい場合には、BOTTOMを上げることが有効かもしれません。
BOTTOMを最少にしてみる
BOTTOMのつまみを最少にしてみます。 ベースからの変更値は下記の通りです。
- OD/DS:OD-1
- BOTTOM:-50
低音域を中心に音の迫力や歪みが弱まった感じがありますが、音のヌケは良くなった印象です。 疾走感のあるカッティングを活かす際には効果的かもしれません。
SOLOスイッチを使用
最後にソロスイッチを使用してみます。 ベースからの変更値は下記の通りです。
- OD/DS:OD-1
- SOLO SW:ON
音量や音圧が向上し、一音一音が強くなった印象があり、ギターソロ使用に向いています。 一方、音がちょっと硬くなった印象があります。
使いやすい歪みが作れる
OD-1(オーバードライブ)を使ってみた感想ですが、非常にクセのない使いやすい歪みが作れるという印象を受けました。 ピッキングニュアンスが消えることもなく、音圧も十分で、TONEやBOTTOMのつまみで音の微調整をすれば、様々な楽曲に幅広く使いまわせるスタンダードなエフェクターです。 使い方も分かりやすく、設定によって音が大きく変化することもないので、音作りに慣れていない方にも使いやすいと思います。 柔らかく甘みのあるドライブは、弾いていて気持ちが良いですね。
価格:51,223円 |