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音作り編12日目:クリーントーンと歪みの切り替え・使い分け
1曲の中でクリーントーンと歪みを使い分けることはありますね。 Aメロ・Bメロはクリーントーンで、サビはオーバードライブで激しくバッキングとか。 今回はそんなクリーントーンと歪みを曲中で使い分けるケースについてです。
しっかり区別して音を作ろう
クリーントーンと歪みはしっかり区別して音作りを行った方が良いです。 切り替えを単にオーバードライブやディストーションのON/OFFで切り替えてもいいんですが、それだと「どっちでも使える」ような音作りをしなければならず、使えるエフェクターなどに制約が出てきます。
ネックになりやすいのが、ディレイやコーラス、スライサーやフランジャーなどですね。 敢えて、同じような方向性で歪みだけ増したいのでなければ、区別して使えるようにする必要があります。 というわけでそれぞれでしっかりと音作りを行い、コンパクトエフェクターでラインセレクターがある場合やマルチエフェクターの場合は簡単に切り替えられますし、なければ切り替えの際に急いでエフェクターを踏みかえましょう。
クリーントーンと歪み系の音量差は?
もう一つポイントとなるのが、クリーントーンと歪み系の音量差です。 よくライブハウスでのリハーサルで「他に音色ありませんか?」と言われることがあります。 あれはイコライザなどの設定確認もですが、音色ごとのボリュームの差も確認しています。
ギターソロ用でない歪み系の音色と、クリーントーンの音量差ですが、クリーントーンの方を小さめにしておくことをおすすめします。 特に歪み具合が深い(ディストーションやファズなど)ほど、歪み系の方の音量を大きくしてください。 逆にクランチや軽いオーバードライブ程度であれば、あまり差をつけなくても良さそうです。
クリーントーンの方が響きが強い
なぜこのように差をつけるかというと、クリーントーンの方が音の響きが強いため、客席まで届きやすいためです。 そのため、両者を同じ音量にすると、歪み系に変えた途端に音量や音圧が下がったように聴こえるのです。 今回、両者に差をつけるよう勧めているのは「歪み系を目立たせるため」ではなく「客席から聞こえる音量・音圧を出来るだけ揃えるため」ということを認識しておいてくださいね。
ライブのリハーサルで忘れずにチェック
この両者の音量差は会場によって差が異なることもあります。 ライブのリハーサルなどでは、客席に下りてみたり、バンドのスタッフとかに確認してもらうなどして、忘れずにチェックしておきましょう。 せっかく歪ませて盛り上げたい・・・って時に逆に音が聞こえづらくなったのではとてももったいないですよね。
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この講座のポイントはココ!
ラインセレクターがある場合、マルチエフェクターがある場合は、音の切り替えが容易なため、それぞれの音をしっかり音作りした方が良い。
クリーントーンの方が音の通りが良いため、クリーントーンの方が音を小さめにすると良い。 音量差は音の歪み具合で調整しよう。
クリーントーンと歪みの音量差についてはリハーサル時に確認しておこう。