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8日目:5線譜の読み方 -小節と拍子-
今日も5線譜の読み方の勉強だね。
今回は小節と拍子について話そうか。
よろしくお願いします!
小節はなんとなく分かりますが、拍子は微妙なので頑張ります。
小節とは?
小節は、いくつかの拍をまとめたひとまとまりのことだ。
さらに小節は4小節、8小節、16小節というように4の倍数でひとまとまりにすることが多い。
1小節に入れることの出来る音符の長さは決まっている。
うーん??
言葉で表すと正直よく分からないよね。
そこで、下記のような符号を楽譜でよく見かけるよね。
↑ 拍子の符号
音楽の教科書でよく目にした記憶があります。
拍子とは?
拍子は、拍や拍の連なりのこと。
実は、この縦に並んでいる数字が小節の拍子を表している。
例えば、さっきの画像のものだと、「4分の4拍子」ということになる。
下の数字分の上の数字という読み方だね。
これで1小節の拍子が分かるんだ。
あ、なんか4分の4拍子というのは聞いたことあります。
でも4分の4だと1になってしまって、よく分からないですよ?
1小節は、音符の種類×音符の数
これは普通の分数とは違って、それぞれが音符の種類と数を表しているんだ。
下の数字:どの長さの音符を基準とするか。4分音符なら4だし、8分音符なら8だ。
上の数字:基準とした音符が1小節に何個入れられるのか。
つまり、4分の4拍子なら、4分音符×4で1小節になる。
↑ 4/4拍子の1小節
↑ 3/4拍子の1小節
↑ 6/8拍子の1小節
そういうことだったんですかー。
ということは、2分の2拍子も1分の1拍子も8分の8拍子も変わらないんですね。
楽譜の読み方という意味では変わりがないよ。
でもその場合は99.9%「4分の4拍子」で記載されている。
あと、たまに見るのは、「8分の6拍子」とか「4分の2拍子」とかかな。
これって全部偶数な気がするんですが、偶数でないといけないとかいうルールがあるんですか?
上の数字は偶数である必要はないよ。
ただ、下の数字は音符の種類を表しているから、原則、偶数だね。
偶数であるというよりは、音符の種類が2分音符、4分音符、8分音符というように偶数になっているからだね。
変拍子の曲というのも面白い
16分の17拍子とか8分の7拍子とか変わった拍子の曲も面白いよね。
また曲中に拍子が頻繁に変わることを変拍子という。
プログレというジャンルは、変拍子で作られる。
普段という音楽とは、大きく違和感があってそれはそれでとても面白い。
作曲では、拍子や小節で変化をつけることもあると覚えておこう。
↑ 変わった拍子である15/16拍子の1小節
音楽は4が基準となることが多いのはなぜ?
そういえば、音楽ってなにかと4が基準になっている気がしますね。
確かにそうだね。 音符は4分音符が基本だし、拍子も4分の4拍子が基本、 小節は4小節ごとにひとまとまりになることが非常に多いね。
バランスがいいんですかね。。
それもありそうだよね。
よく考えてみると、これは音楽だけじゃなく、文学でも「起承転結」の形で良いとされているよね。
人間が暮らしてきた長い歴史の中で、4つ区切りが心地よいように遺伝子に刻み込まれてきたのかもね。
なんだか、一見深いい話ですね(笑)
とりあえず作曲は4小節区切りを意識するとよいということですね!
◆まとめ
今回の講座『5線譜の読み方 -小節と拍子-』
- 1小節は、音符の種類×音符の数が入る
- 音符の種類×音符の数は、拍子によって定められる。下の数字が音符の種類で、上の数字は音符の数
- 小節は4小節、8小節、16小節というように4の倍数でひとまとまりにすることが多い
- 16分の15拍子といった拍子の曲や、曲の途中で拍子が変わる変拍子の曲も面白い。プログレというジャンルは変拍子の曲だ