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13日目:曲の構成(メロディと伴奏)
そういえば、DTMはちゃんと続けているの?
続けていますよー!
手探り状態だけど、今までの作曲講座で学んだことを生かしてなんとか進めています。
それは良いことだね。
作曲は続ければ必ず経験として、曲作りの腕も上がっていくから頑張ってね。
はいっ!
目指せ!脱・初心者!
ところで、曲を作っていて困ったことがありまして・・・。
メロディの作り方は何となく分かってきたんですが、伴奏とかをどうしたらいいか分からなくて、単音状態になっています(笑)
そっかそっか。
じゃあ今回は、曲の構成、つまりはメロディと伴奏について話そう。
曲の構成は3つの要素からなる
一般的に楽曲は、大きく分けて3つの要素で作られている。
それが主旋律(メロディ)・和音(ハーモニー)・拍子(リズム)のことだ。
作曲する際には、それを意識して作ると良いよ。
主旋律(メロディ)
主旋律、つまりメロディは高さの異なる音を並べたもの。
バンドやポップスで言えば、ボーカルラインやギターソロのことだね。
一番、曲の主張が出来る重要な要素である。
また、「主」旋律というだけあって、その曲の象徴的な存在。
まさしく楽曲の主役といって間違いない存在だ。
和音(ハーモニー)
楽曲の主役であるメロディが輝くためのステージを作るのが、和音(ハーモニー)の役割だ。
バンドやポップスでは、ギターのバッキングやベースがそれに当たるかな。
基本的にメロディの音階から外れないコード・和音の音で構成されるもの。
これは例えば、メロディーのキーが「C」(ドレミファソラシド)だったとして、それ以外の音を使用した「F#」のコード(ファ#、ラ#、ド#)のコードは基本的に使わないという意味だ。
和音の伴奏がないと、メロディラインだけになってしまい、曲の世界観を確立するのが難しい。
和音は音に厚みを出すだけでなく、メロディが生み出した世界観をより濃く味付けする意味もあるんだ。
拍子(リズム)
拍子は、メロディラインと和音をコントロールするタイムキーパーだね。
これはドラムが基本的にその役割を担うね。
リズムは、曲のスピード感を演出することが出来る。
もちろん曲の速さ(BPM)ももちろんだけど、4ビートにするのか、8ビートにするのかで曲の雰囲気はガラッと変わる。
自分が表現したい曲はどんなリズムであるのかはしっかり考えよう。
3大要素の分かりやすい例
上で挙げた音楽の3大要素を分かりやすく体現したスタイルが、弾き語りスタイルだ。
あれはボーカルがメロディ、アコースティックギターが和音、タンバリンがリズムだ。
メロディと伴奏の組み合わせについて
メロディと伴奏が同じ音質で、同じような高さにしてしまうと、メロディと伴奏が混ざってしまう。
そのため、メロディと伴奏は音域をずらすか、音の種類を変えるかするのが無難。
例えば同じ音質ならメロディは伴奏よりも音域を1~2オクターブ上げるとか、音域が同じならメロディはアコーディオンで伴奏をピアノにするというように。
3大要素はあくまで基本的な考え方
3大要素は、曲の構成の基本的な考え方であり、万能でも絶対でもない。
ただこういう形の曲が多く、作る時もその考えに沿っていくと作りやすいですよーという指標でしかない。
例えば、和音というけど、音が同時に鳴っていないといけないかというと全く持ってそんなことはない。
アルペジオ奏法や、メロディラインと合わせて歌うコーラスだって立派な伴奏だ。
なるほど・・・。
じゃあメロディラインは作ってたので、和音の伴奏とドラムでリズムをつけてみようと思います。
和音は、メロディラインから判断して、それっぽいコードをつけておけば間違いないですよね?
うん。
そういえば、どういうコードが使えば良いかとか、コード進行の考え方はまだだったね。
今後、触れていくことにしよう。
◆まとめ
今回の講座『曲の構成(メロディと伴奏)』
- 曲は主旋律(メロディ)・和音(ハーモニー)・拍子(リズム)の3つの要素からなる。
- メロディは楽曲の主役となる重要な要素だ。
- 和音(ハーモニー)はメロディの音階から外れないコード・和音の音で構成されるもので、メロディが生み出した世界観をより濃く味付けする意味もある
- リズムは曲の速さ(BPM)や何ビートにするのかによって曲のスピード感を演出する。